いきなりですが運命って信じますか?

僕は信じています。
ただ一般的に言う運命とは少し違うかもしれません。

運命って聞くと、
「もう未来は決まっていてそこへ向かって敷かれたレール」的な
イメージが一般的だと思います。

ここで言う運命は少し違います。

※ここからはもう人それぞれの価値観や考え方の違いで
意見が別れる話になるとは思います。

あくまでも「未来」というのは概念であって
存在はしないものだと思っています。

存在するのは常に「今」だけであって

「過去」と「未来」というのは、「これまでの時間」と
「これからの時間」というここには存在しない概念だと思ってます。

僕たちが経験できるのはここに存在する「今」だけだと考えてます。
だから「未来へ向けて敷かれたレールなんてものはない」と思っています。

じゃ運命信じてないじゃん。と思われるかもしれません・・・

違うんです。
ここで言う運命とは「全ては起こるべくして起こっている。
全ては必然である。」ということです。

全ての出来事は、それまでの出来事の積み重ねの
結果に生まれることだと考えています。

昨日の「今」が、今日の「今」を作り
今日の「今」が、明日の「今」に繋がっていきます。

街でばったり昔の友人に出会うのも

ふいにある物を衝動買いしてしまうのも

明日、交通事故に遭ってしまうかもしれないことも
全てが偶然起きているとはとても思えないです。

街に出掛けたのも欲しいものがあってそれを買いにいくためであって
何か衝動買いするのも、以前どこかでその何かに繋がる情報に

魅力を感じたからであって、
交通事故に遭うのも、自分も相手も目的地へ向かって
車に乗っていて同じ道路を走っていたからであって

これを偶然だと言ってしまうと

どんどん遡ってこの宇宙の始まりから全てが
偶然だと言わなければならなくなってしまいます。

じゃあ「全てが必然」じゃなくて「全てが偶然」でもいいじゃないか。
そう思われるかもしれません。

「全てが偶然」でも構わないんです。

「全てが光であれば、それはもう光ではなく
全てが影であれば、それはもう影ではなく
両方存在するからこその光と影」

「全てが必然」であればそれはもう必然ではなく
「全てが偶然」であればそうはもう偶然ではない

だから「全てが偶然」とも「全てが必然」とも言えます。

ではなぜ「全ては必然」だと信じているのか。

それは
「ここに宇宙が存在し、地球が誕生し、人類が生まれ、
こうして今ボクたちが存在している」

この奇跡的な事実があるからです。

これをなぜ奇跡的な事実だと感じているか。

「ここに宇宙が存在し、地球が誕生し、人類が生まれ、
こうして今ボクたちが存在している」

これは奇跡的な事実であり、

その事実があるから「全てが必然」だと信じています。

そして「全てが必然」的に起こっていることを、僕は運命と捉えています。

ここに存在していることがいかに奇跡的な出来事か
少し感じていただけたらと思います。

宇宙はビックバンで誕生したという説があります。

宇宙はビックバンから始まり、様々な化学的反応を
繰り返し続けてきました。

最初の元素は水素だと言われていますが、
水素が4個集まってヘリウムになり
ヘリウム同士でベリリウムになり
ベリリウム同士がくっつき炭素になります。

反応を繰り返して新しい物質が生まれていきます。

その延長線上が現在です。

そして水素4個でヘリウムができるとき、少しだけエネルギーを放出し、
できたヘリウムは元の水素4個より0.7%分だけ軽くなります。

この「0.7%」という数字がとても絶妙な値なのです。

もし少しでもエネルギーを多く放出し過ぎて、0.8%とわずかでも高かったら、
百億年で水素は無くなってしまうみたいです。

そして水素がなくなればもちろん宇宙は成り立ちません。

また少しでもエネルギーの放出が足りず、0.7%よりもちょっとでも
低かったら、宇宙はヘリウム止まりで進化しなかったのです。

そうなれば確実に地球どころか、太陽系も銀河系も存在しないです。

地球が誕生してから生命が誕生することもまた奇跡です。
地球と太陽の距離が近すぎれば水分は蒸発しきってしまいます。
遠すぎれば水分は凍てついてしまいます。

地球の大きさが小さすぎれば引力が弱く、
太陽に引きつけられてしまいます。

大きすぎれば現在の地軸の傾きはないのです
現在地球の地軸は太陽に対して約23.5度傾いていますが、
これは50億年程前に小惑星がたまたま地球に衝突して
傾いたと言われています。

これが23.5度だったから、地球には季節が生まれ、気候の変化をもたらし、
生命を育むのに適した星となったのです。

そして生命が誕生し、人類まで進化することも奇跡。

現に何度か地球上の生命は絶滅をしているようです。
恐竜もそうです。

人間もそうなるかもしれません。

人類が誕生し、自分が生まれた。
それもまた奇跡。

一組の夫婦から、どんな子供が生まれてくるか
組み合わせは、七十兆通りもあるようなのです

七十兆分の一の確率をかいくぐってここにいます。
あなたも同じように七十兆分の一の確率でそこに存在します。

そしてその確率をかいくぐった者同士がこうしてここで出会っています。

奇跡ですヽ(゚∀゚)ノ

この様に例を挙げて行けば限りがありません。
まだまだ信じられない様な多くの出来事が重なり、
そして現在にいたるわけです。

この全ての事実が単なる偶然だと思いますか??

偶然0.7%?

偶然小惑星衝突?

偶然23.5度?

偶然七十兆分の一?

偶然ここで出逢えた?

偶然だなんて思えないです。

この全てが重なる確率といったらほとんど0%です。

100万回サイコロ振って同じ目を出す以上の確率です。
それを偶然だなんて言えるでしょうか。

僕が「全てが偶然」ではく「全てが必然」と考える理由が
分かると思います。

「全てが必然」というのもまた信じられないくらいの奇跡ですが、
「全てが偶然」なんてもっと信じられません。

神様の定義さえ何なのか分かりませんが、
何かがこの宇宙の源にあると考えることが
一番妥当だと思えてしまいます。

この宇宙は人間の能力だけでは知り尽くすことなど
到底不可能なことで、僕たちが想像することすらできない
事実だらけの世界なのだと思います。

考えるだけ無駄な様なことだと思われるかもしれませんが、
そんな世界に生きている自分を感じている以上、
この幻想的で奇跡的な全てを踏まえたうえで
生きて行きたいと思っています。

毎日、人の暖かさというものを実感しています。
こんな素敵な人たちと巡り会えてほんとに良かった。

地球上には63億人の人々がいること。

一人一秒会うとしても、63億人全員に会うには
180年もかかります。

出会って何度も会って、色んな話をして、笑って
巡り会えただけで、ただそれだけで奇跡。

なにか一つ違うことしてたら、出会ってません。

仏教用語で『縁起』って言葉があります。

現在、縁起がいいとか、吉凶の兆しをいいますが
本来の意味は違っていて、元々「因縁生起」の略で、
すべてのものは、必ずそれを生んだ因と縁があるって
意味でした。

「此があれば彼があり、此がなければ彼がない。
此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば、彼が滅す」

「此」と「彼」とがお互いに相依相成して、
それぞれ個別に存在するものでないことを言ってます。

人間一人じゃ何も出来ません。
他の多くのものの力、恵み、お陰を受けて生きている。

出会ったのも、何かの縁です。
大事に大事にしてください。

友達・恋人みんな巡り会いです。

その中から運命の人に出会える確立って
すごく低いと思います。

幸せになって結婚していく人たちは
その少ない確立の中から、運命の人を見つけることが 出来た。

奇跡です。

自分の親も、別の人と結婚してたかもしれない。
そしたら、今生まれてないわけで・・・
生まれることから、すでに奇跡です。

色んな奇跡が繋がって、僕たちは巡り会いました。